NPD加害は、外からは見えません。
だからこそ、まずは多くの人に知ってほしいのです。
残念ながら、日本ではNPDについての認知度がまだまだ低いのが現状です。
日本でも、海外のようにもっと広く知られるべきだと強く思います。
精神的DVは“見えにくい”ものです。
そして信じがたいかもしれませんが、被害者自身が「これが被害だ」と気づくまでに時間がかかることも少なくありません。
それほどに、NPD加害者の言動は陰湿で、姑息です。
たとえ被害にあったとしても、
あらかじめ情報を知っていれば、冷静に対処できることがあります。
できるだけ早く気づき、認めて、そして――
一刻も早くその場から離れること。
精神が崩壊するまで、頑張る必要なんてありません。
「自分には関係ない」と思っている人にも、ぜひ知ってほしい。
もしかしたら、大切な誰かが今まさに、被害にあっているかもしれません。
あるいは、これから遭遇してしまうかもしれません。
そのとき、「それは被害だよ」「ターゲットにされてるよ」と
誰かが気づいて、声をかけてくれたなら――
救われる命や心も、きっとあるはずです。
精神的DVへの対処には、第三者の介入が必要な場面もあります。
次回は、具体的なNPDによる精神的DVにあたる言動、
“ガスライティング”や“無視”といった事例を交えながら、お話ししていこうと思います。